桐間x鞍馬
Chapter1 ― 桐間 海人 → 鞍馬 彩弓 以下交互
.個人の部屋に何かが隠されてる可能性もあんのか?...それとも普通の脱出ゲームのように大事な所か?
(そう言って来た場所は図書館、ここには写真が本棚の後に貼ってあるらしいが当然彼はそれに気づかない)
...本棚の本を時間をかけて1冊1冊中身を見てくか?、しおりとか紙とか挟まってるかも知んないし
微妙。
(桐間が図書室を物色している最中。
鞍馬は図書室に入るなりシャッターを切った。写ったのは満足のいくものでは無かったようでぶすくれた顔をする。
カメラを構えたまま部屋をうろちょろすることでレンズ越しに漸く桐間の姿を視認した。)
……あっ。居たんだ、気づかなかった!
ねえねえなんか見つかった??ここ本ばかりで退屈にならない?
本ってにがてなんだよねぇ…昼ドラみたいな奴があるし。
(途端に笑顔になった彼女はカメラは構えたまま話しかける。言っておくが彼女に悪気はない。因みに被写体が出来たので嬉しい。)
うぇっ!?...本ばかりでつまんないのは確かにわかるが、脱出ゲーム、って言うならこういう所に謎が隠されてるかもしれないだろ?
(本棚の本を取り出しては捲り、という作業を人が近づいてた事に気づかないくら位に集中してた事に気づく)
...手伝ってくれないかい?、本を取り出して捲る、を繰り返してれば良いから、何かあったら俺に言ってくれればいい
そういうもんなのかなぁ。うーん、なんというかさー?胡散臭いよね。解いてもただじゃ返してくれなさそう……
ほら漫画とかにあるでしょ?…最初から全員返すつもりなんてなかった。なんてね!
(カシャッ。無断で顔写真を撮る。
若干不穏だが言っていることは全て適当である。)
…めんどいけどやるしかないのがなぁ。
(あからさまに嫌そうな顔をするも現状は答えを見つけるために動く他なく。渋々といった様子で桐間が見ている棚のすぐ隣の本棚の本をひっくり返し始める。)
このゲームが向こうから監視されてたとすれば俺達が殺し合うのを見て楽しむわけだし、脱出要素は用意されてる可能性の方が高いと思うぞ、後写真は撮るな
(そう言うと再び本棚から本を取り出してめくる作業を繰り返す、勿論時間はかぎられているから急ぐが、急いだら急いだで見落とす可能性もある)
...ここに答えがあるとはわからないけどな、少なくともここにヒントがある可能性は高いと見た
折角いい写真がとれたのになぁ…残念無念
あ、でも顔を覚えるの苦手だからここから出られるまで保存はさせてね!出たら消すからさ。
……あれ。
(渋々カメラの電源を切ってしまう。
ページを捲っても特段なにも変わったことはない。それを五回繰り返して見えたものを取り出そうと棚に手を突っ込み引っ張ろうとしてもうんともすんとも言わなかった。)
ヒントかー…うん、そうだねぇ。
例えば…これみたいなやつ?
(くすくすと笑いながら彼女が本を抜き出した場所、棚の奥には写真があり。取れないことを付け加えながらニコニコと桐間を見ていた。)
...顔を覚えるのが苦手なら1枚くらい取っておいても構わん、悪用さえしなければな
(そう言うとヒントってこれみたいなやつ?と言われ直ぐにそちらの方向へと行くと)
...何だこれ、家族の写真か?、1問目は確か...私はどこにいるでしょう、って事だったよな...まさか写真の中とかいうんじゃないだろうな、ありえんだろうけど
うーん?…まだ時間はあるようだしゆっくり考えればいーんじゃないかなぁ。それがミスリードだっていう可能性もゼロではないんだからさ。
ま、どの部屋、とも今、とも言われてないしどこにいるってあの問題ってなんか曖昧だよねぇ…?
……勿論あっちが忘れてるだけかもしれないし、私が的外れなこと言ってるだけかも知れないけど。あとは…これに打ち込めるのが2文字まで、ってことがねー…
(じぃっと写真を見ると真面目な顔で桐間を見て、やがて吹き出す。)
頭悪いなりに考えてみたけどやっぱり柄じゃないね?!やっぱ私は黙って?写真を撮ってる方が良いよ、うん。珍しく頭を回したせいでお腹空いたし…パト〇ッシュ、僕はもう疲れたよ
(疲れたような声を出して仰向けに寝転がる。)
...いや、相手側が脱出ゲーム、と言うなら問題に不備はあってはならない事だ...って事は答えが『写真』の可能性もあるわけだな、それでも可能性は低いかもしれないが
(うーむ...と、考える、流石に写真は非科学的すぎて1度置いて置くことにした)
...後はここの情報をわかりやすくするために本のカバーを逆向きにしておくか、これならわかりやすいだろ
え、無視?この状態無視なの?!酷い。
ボケを生殺しって中々悲しいんだよ?!ボケには突っ込みが必要なんだよ??
(立ち上がって無茶苦茶なことを言っているがそれが普通だ。彼女は悲しいことにこれを大真面目な顔で言っている。初対面の相手に突っ込みを要求すること自体間違っているのだが。)
私の足りない頭で考えたものだから多分大ハズレだと思うよー?
さて。一通り見たし私はそろそろお暇しようかな、……じゃーねー!
(パシャリ。カメラを取り出すと図書室を撮る。ついでと言わんばかりに桐間まで写真を撮ると満足げに頷き逃走するように出入り口に走っていく。)
無理やりなボケを突っ込むのは俺でも無理だっての!、つーより誰でもできんわ!
(こちらもちょっとボケを拾ってあげればよかったがそんなの無理に決まってんだろ、と言わんばかりに)
って!あっ!おいっ!...また写真撮られたか...それより、今度は他の部屋だな
- 最終更新:2018-02-18 01:05:26