アイゼアx田山
Chapter1 1日目
1日目 ― アイゼア・ジグ → 田山 藍 以下交互
さて、誰もいないといいのだが......
(流石に死体と同じ空間に留まってたいというやつはいないだろうと思ったら女性がいた)
もし、そこのお方。具合が悪いのですかな?この状況でここにいるのは得策ではないでしょう
(田山に話かける。小脇に工具箱と袋を持ってるので若干不審者感あるが気にしてはいられない
「…あ、いえ…少し考え事を……。」
大ホールの壁に寄りかかる様にしながら立って居たが、ふと掛けられた声ではっとなりその声の聞こえた方を向くと工具箱と袋を持った大柄の男性が優しく声をかけてくれていることに気付く。
この時の藍は妙に落ち着いており、微笑みかけながら一礼して、大ホールにいた理由を説明する。
おや、そうでしたか。
ですが、単独で女性のあなたがここに居るのはとても危険ですよ
謎解きを考えるにしても、誰かと一緒にいるか、安全なところにいなくては
(ゴム手袋とマスクをつけて片づけの準備
「ええ…そうですね……ただ、一緒に行動するとしても、その相手が居ませんから…。
………それに、一人は慣れてます。」
片付けの準火を始めたジグの背中を見て、自嘲する様に表情を暗くしながら、一緒に行動する人間が居ないのでここで一人でいる事。
そして、一人でいる事には慣れているのだと伝える。
「……あの…貴方は?今までお一人で?」
ふと疑問が浮かび、顔を上げながら片付けをしているであろうジグにそう語りかけた。
ん?そうだな。機関室で工具箱を確保して、その後彼女を入れる袋を作っていた
こんなビニール袋にしか入れてやれないのは残念極まりないな
(そう言いながら彼女の破片を、可能な限り集めて納めていく
「…そう、ですか……。」
小さくそう呟いて後は、ジグが遺体を片付ける様子をただただその背後から見続けるだけ。
その光景から目を背ける等はせずに血溜まりに沈む肉片に視線を移し、すっと祈りを捧げる様に手を組んで。
そしてしばらくしてからジグに近づいて行く。
「少し、よろしいですか?」
ジグの背後に立つと少々遠慮気味に声をかけて、相手からの返事を待つ。
構わんぞ、どうしたんだね
(仕舞い終わったので袋の口を閉じ、テープで補強して中が動かないようにする
「先程、一人で居るのは危険と仰って居ましたが…見ての通り置いてけぼりを喰らいまして…。
…宜しければ貴方様と一緒に行動させて頂けませんか?」
どうしたのかと言われたので、自分の伝えたかった事を伝えようと言葉を紡ぎ始める。
内容は行動を共にさせて欲しいという事。
誰かと行動しようにも、他の人間はもう大ホールから誰も居なくなり、仕方なくどうするか考えていた時にジグが来たという訳であった。
「あ…ありがとうございます。
私は田山藍といいます…。
私の事は藍と呼んでください…よろしくお願いします、アイゼアさん。」
同行を許可されれば、安心した様に表情を明るくさせて頭を下げて御礼を伝え、自分の名前を名乗ってよろしくお願いしますとジグに伝えた。
さて、ではまず拠点を確保せねば...その前に、この遺体を保存だな、調理場に生きましょう
(袋を担ぐと、藍と一緒に調理場へ向かう
「調理場…ですか?
…分かりました、行きましょう。」
遺体の保存に何故調理場なのだろうかと思いながら、途中で冷凍保存という言葉を思い出してそれだろうかと思いながらアイゼアの後ろから着いていく事にした。
「アイゼアさんは…場所はもう把握しているのですか?」
大ホールから出なかった藍には分からなかったが、外で色々確保して来たアイゼアはこの中にある部屋の場所は把握しているのかと、調理場に向かいながら聞く。
腕輪にマップ機能がついている、それを使うと良いし、客船とはいえそこまでの大きさじゃないから迷うことは少ないが......いざという時の逃げ道を頭で描いておくのがいい。
それと、ドア越しでもお互いを識別できるサインを決めるかの。部屋居るときになりすましが出たらまずいからの
「そうですね…サインを決めるのは良いと思います……。
私もアイゼアさんだけが分かる様に工夫しなければいけませんが…。」
歩きながらアイゼアの提案を聞き、それには賛成であった。
サインを決めて、他の人間に分かりにくくする事で成りすましの侵入の可能性は確実に防げる可能性は上がるだろう。
とりあえずそれを決める前に遺体の保存からではあるが。
よくあるのはノックの回数と間隔の組み合わせとかかの......
(調理場に入ると、冷凍庫に袋を入れ、祈りを捧げる)
ワシが出る時に持っていく。藍さんが万が一1人で出ることになったら、放置するのだぞ
「………。」
冷蔵庫に入った遺体にアイゼアと同じ様に祈りを捧げ、しばらく祈り続けてからすっと顔を上げてアイゼアの言葉を聞く。
そして少し考え込んでから口を開く。
「分かりました、その時は…お願いします。
……それと、扉を開けるサインの件ですが…ノックの回数は見られていた際に覚えられる可能性もあるので、その後に何か確認の為の質問を追加してはどうでしょうか…。」
アイゼアの伝えたかった事は理解出来たので、分かったという事を伝えてから再び少し考えてから口を開く。
扉を開ける時にノックの回数だけでは覚えられたらどうにも出来ないので、更に確認する為に何か二人だけが知りうる質問を追加してはどうかと進言する。
そうじゃの......(しばらく考える)
まずノックの回数じゃが、3つに分ける。部屋に入る方が最初に5回 次に部屋に居る方が3回、最後に部屋に入る方が2,1,1と区切って叩く。
合い言葉は双方向だ、儂からは「ポケットには?」だ。答えは「思い出」
万が一、入る方や部屋に居る方が敵に脅されている場合、自分が最初に叩く回数を一回減らす。その後、合い言葉のフリをして敵の位置と脱出タイミングを伝え合う。これでどうじゃろう
「…成程、分かりました。
では…私からの質問は『今の時間は?』で、答えは『黒色』と、いう事で如何でしょうか?」
一応こちらからも問いかけの提案をしておく。
質問とはズレた答えを出すことで成りすましかどうかが分かるという事である。
了解した。では、拠点となる場所を決めるか
順当にいくなら鍵が掛けられる客室だな、休息も取れる。ただ、逃げ場が少ないが......(見取り図を睨む)
「それなら…鍵の掛けられる客室でしょうか?」
藍も見取り図を見ながら、拠点にするなら鍵の掛けられる個室の方が良いのだろうかと思いアイゼアに聞いてみる。
もしかしたら広いどこかの特別な部屋の方が良いのかもしれないが。
そうじゃな、で、問題は、この客室は明らかに一人用だ。しかし、安全の為には2人同じ部屋の方が良かろう
つまりまぁ、藍さんが嫌かどうかということじゃな。もちろん、ワシはあなたに何かするつもりはないが、あなたは年頃の女性だ、あなたの気持ちは配慮されるべきじゃろう
「…いいえ、私は別に構いません。
むしろ…他人からずっと避けられ続けたので、誰かと一緒の部屋で過ごした経験が無いので…どんな感じか分かりませんが…。」
アイゼアと同じ部屋になるという事が嫌かと聞かれれば、藍は嫌だとは思っていない。
それどころか少し嬉しいという気持ちもある。
今まで避けられて来て、誰かと同じ部屋に居るという経験が無かったからだ。
ふむ?なにやら複雑そうじゃの
(キッチンの収納から麺棒を1つと、ナイフを回収する)
いざというときの為に武器はあったほうがいい、後であなたに合った武器に改造しておくとしよう
さて、部屋に戻る前にご飯を確保せねばな。幸いここは食料も多いし、売店なら多少の調理済み食料もあるじゃろう
(客船とは言え、パンや米ぐらいは保存用のがあるだろうし、非常食もある筈だと色々漁る。見た目リッチな感じの老人なのにだいぶこすい
「ええ…ありがとうございます……。
…一応ナイフは持っていますが……念の為お願いします。」
そう言ってアイゼアに御礼を伝えたが、その時藍は腕を抑える様に掴んで居た。
その手は震えている様にも見えるだろう。
「っと…そう、ですね…食料の確保は必要ですね。
…万が一、保存食が無ければ私が作りますので…。」
そしてアイゼアが食料を探しはじめたのを見て、自分も何か無いかと探しながら、保存食が無ければ自分がどうにかしてみると伝えて。
その必要はなさそうじゃぞ、この船の管理人は安全意識が高いな。流石にこれが尽きるまでこの船に居ることにはならないじゃろうが、いざとなれば調理もせねばな
なに、ワシはそう食わんし、いざとなればネズミだろうが食える。
(およそ4日分の二人分の非常食を確保。ついでに果物も幾つか失敬して袋に詰める)
恐怖が実感に追いついてきたか?(震える藍の手を握る
「…いえ、それも、あるのですが…。」
手を握ってくれたアイゼアの手に、空いている方のてを添えるようにして触れながらそう呟いて、アイゼアが握っている方の衣服の袖を捲る。
するとその細い腕には禍々しい程の無数の切り傷の跡が残っているのが分かるだろう。
......古傷が痛む......いや、藍さん、もしや何か精神安定剤のようなものが切れたのか?
(彼の戦友で戦後PTSDによって自傷行為をしてた者が、薬が切れた時に震えや鬱を起こしていたのを思い出す)
「どう…でしょうか……?
それは…分からないです…でも、自分に傷を付けていたナイフで…今度は他人を傷つけると思うと……震えが、止まらないんです…。」
精神安定剤の効果はまだ続いている、それなのに震えが止まらない。
自分を傷つける為だけに使っていたナイフで、今度は知らない誰かを傷つけるかも知れないと考えると、急に怖くなって震えが止まらなくなったという訳だ。
自分の腕に残った傷跡を見ながら表情を強ばらせつつ、アイゼアに震えている理由を告げて行った。
やはり、君は優しい人なのだな。
安心しなさい、そんな事態は起こさせない。
(ぽすぽす、と節くれだった手で彼女の頭を撫でる)
だが、ナイフは持っていろ。使う気はなくとも、刃物というものが与える恐怖は相手を鈍らせる
さぁ、部屋に行こう。今日は眠るのが良い
「はい……色々とすみません…アイゼアさん…。
…あと、ありがとうございます…。」
頭を撫でて貰ったお陰で少しは落ち着く事が出来たのか、少し落ち着きを取り戻した後に下を向きながら謝罪と感謝の言葉を伝えてアイゼアの後を着いていく準備を整えた。
「…もう大丈夫です……行きましょう。」
アイゼアに準備は整ったので何時でも部屋に向かえると伝えて、自身の持っているナイフを見てからぎゅっと持ち手を握って、再び刃を仕舞ってポケットに入れておく。
では、拠点にゴーじゃ
(もっとも階段に近い客室に向かう)
少し、預かってくれ。
(彼女に荷物を預けると、バールを構えて客室に入り、安全確認)
オーケーじゃ、入って来ていいぞ
「はい……分かりました…。」
アイゼアからの合図が来るまで周りを警戒していたが、特に何も起こる事なくアイゼアからの合図の方が先に来た。
その事に安心しつつ、預けられた荷物を持って部屋の中にすっと入って行く。
部屋の中は思っていたより広いと感じられた。
「荷物、ここに置いておきますね。」
部屋に入ればそう言って、椅子の近くに預けられた荷物を置いてアイゼアに声をかけた。
自分の持っていた物は必要な物だけをポケットに入れてあるので、殆ど船の中で確保して来た物だった。
うむ、助かる。(客室のタオルは一人分しか無いだろうと推測して、調理場から自分用にタオルを持ってきていたらしい。タオルも置く)
シャワーに入って早く寝るといい、明日からの行動方針は明日決めよう
(そう言うと、麺棒をナイフで削り始める。彼女の体格にあった護身具をつくるのだろう
「では…お先にシャワー頂きますね…。」
すっと頭を下げながらそうアイゼアに伝える。
そしてタオル等を持ってシャワールームへ行き、シャワーを浴びながら色々と考えていた。
今日や明日の事、脱出の事など色々と考え込んでからあがって身支度を整えて戻って行く。
「…戻りました。」
一応報告をと思い作業をしているアイゼアに声をかけた。
ん、ではワシも入ってくるとするかの
先に寝ていて構わんぞー(シャワーを使う、ちなみに作業していた麺棒は握りやすくくぼみが作られ、藍でも振り回しやすくなっている)
あがったぞー
「あ…おかえりなさい。」
ベッドに座っていたが、アイゼアが戻って来たのを見てすっと立ち上がってから一礼して、アイゼアに声をかける。
いつもこんな感じなので、最初は違和感があるだろうが、段々と慣れていくだろう。
「あと…これ、ありがとうございます。」
藍に握りやすい様にアイゼアが削ってくれた麺棒を持って、微笑みながら御礼を伝える。
流石にナイフでは自分の身を守るには不足じゃからな。
誰かに襲われた時は、相手の手をまず殴る、その後足だ。藍さんのように非力な人は、相手の末端を狙うのが定石だからな
(なんとなく娘と接するような気持ちで藍の頭を撫でる)
もう寝た方がいいぞ
「ん…はい、そうですね…。」
頭を撫でられながら、この様にされるのはいつ以来だろうかと遠い昔の事を思い出していたが、アイゼアがそろそろ休んだ方が良いと言ってくれた事で我に返る。
そして確かにそろそろ疲れて来たので、休ませてもらおうと思い、アイゼアの言葉に従う。
「では…アイゼアさん、私は先に休ませて頂きますね。」
すっと一礼をアイゼアにしてから、休ませてもらうと伝える。
うむ、ワシはもう少し起きとるよ
(そう言いながら床に座る。まぁ床で寝ても1日くらいは大丈夫だろう、明日になったら空いた客室から毛布でも頂くかと考える)
ゆっくり眠るといい
「はい…では、おやすみなさい。」
アイゼアが床に座ったのを見て、自分はベッドに入って休ませてもらう。
おやすみなさいと、小さく告げてゆっくり目を瞑って眠りにつき、明日に備える事とした。
眠りに落ちる直前に、アイゼアの無事を心の中で祈りながら…。
Chapter1 3日目
3日目 ― 田山 藍 → アイゼア・ジグ 以下交互
「…此処へ来て、友達が出来るなんて思って居ませんでした…。
はるちゃんも傷の手当てが出来るらしいので…何かあれば頼っても良いかもしれません。」
嬉しそうな表情でこのデスゲームの中で出来た新たな友人の事をアイゼアに話していた。
そして傷を負った場合は、自分が居ない時ならはるちゃんにも頼ってみてもいいかも知れないと話す。
その時である、突如爆発音が船内に響き渡る。
空気を震わせ、船を大きく揺らし、大きな音を立てて藍達の耳にも届く事だろう。
「っ!?
……え…?何の音ですか………?」
その音にビクッと身体を強ばらせ、表情を変えながらキョロキョロと見渡し、アイゼアに何が起きたのかと目で訴える。
伏せろ!
(爆発音がした瞬間に、藍を抱えて床に伏せる。10秒ぐらいしたあとゆっくりと立ち上がる)
この階、しかもワシ等の側の部屋のどこかで爆発......ここら辺に実用的な爆弾を作る材料はなかったし、工具もワシが持ってきている。
恐らくはガソリンか何かでの爆発じゃ。煙が怖い、タオルを2つ濡らして持ってきてくれ
(ドアスコープから外を観察する
「はっ……はいっ!」
アイゼアに指示された通りにタオルを二つ持ち、シャワールームで濡らし、それを絞ってアイゼアの元へ戻って行く。
そしてドアスコープで外を確認しているアイゼアに声をかける。
「アイゼアさん、持って来ました…。」
ぎゅっとタオルを握りしめながら何があったのか分からない恐怖で押し潰されそうになるが、アイゼアに従えば大丈夫だろうと思いながらタオルを差し出す。
よし、タオルを口に当てて......とりあえず廊下に出て状況を確かめる。火が回りそうなら消火、そうでないなら部屋に戻るぞ
(バールを持って廊下に出て、既に何名か爆発地点にいることを確認する)
これは......酷いな
(一瞬嫌な想像が過ぎった。もしこの中に爆発で死んだであろう者の死体を求めようと我先にと来たものがいるのではないかと
「あそこが…爆発した場所……でしょうか?
何人か人が居るように見えますが…。」
アイゼアに続く様にして扉の陰からそっとのぞき込む様に廊下を確認する。
「アイゼアさん…どうしましょう?」
藍も部屋から出て行き、アイゼアの視線の先を見ると爆発現場と思わしき場所に集まる人影が目に付き、その光景とアイゼアを見ながらどうするのかと問いかける。
ううむ、パッと見では消火もしとらんし......問題ないと判断しよう。
どさくさ紛れや混乱に乗じて妙なこと言い出すやつに絡まれんように、部屋に引っ込むかの
(ドアを開けて元の部屋に戻る、念の為に洗面器に水を溜める。いざというときはこの水を被るなりなんなりして逃げよう)
恐らくは死人が出たんじゃろうな。十中八九他殺かの
(この状況で自殺という線はまず思い浮かばない
「死人…ですか……?
じゃあ…一体誰がそんな事を…?」
部屋の中にアイゼアと共に引っ込むように戻り、ベッドに座りながらアイゼアの推測に耳を傾け、その内容のおぞましさに恐怖の色を顔に表しながら震えた声で問いかける。
勿論、アイゼアも質問の回答は分からないと応えるだろう。
しかし今の藍にはその事に気づける余裕は無い。
解らん...そもそもあの部屋にいるのが誰なのかも不明だったからの......確実なのは、誰かがあの放送を聴いて犯行に及んだということじゃの。
少し落ち着くといい...
(持ち出しておいたジュースをコップについで藍に差し出す)
「…はい、ありがとう…ございます。」
アイゼアから差しだされたジュースを受け取りながら、お礼を伝えるとぐっと一杯をすぐに飲み、一息つく頃には少し落ち着いていた。
「私達は…ここで待機でしょうか?
それとも別の場所に避難する方が…?」
そしてアイゼアにそう質問を投げかける。
ここで待機するも、別の場所に行くも、アイゼアの判断を待つしか出来ないのだ。
人一人を吹き飛ばすような爆弾を、外部から設置できるとは考え難い。
おそらく、内部に仕掛けられたのじゃろう......ということは、犯人が部屋に入りさえしなければ爆弾の心配はない。
待機するぞ、不安かもしれんがな。おっとすまん
(思わず彼女の頭を撫でるてしまう。どうしても、彼女には娘を投影してしまう
「あ……いえ、大丈夫です…。
寧ろ、何だか安心する事が出来ました。
ありがとうございます…アイゼアさん。」
頭を撫でられて少々驚いたものの、正直に言えば全くもって迷惑とかではなく、むしろ安心する事が出来て有難かった。
だから、アイゼアにお礼を伝える事にした。
そうかね?ならば良かったのだが......
どうしても、君を見ていると娘を思い出す......とは言っても、君のように大人しい、思慮深い子ではなかったが。
(少し懐かしむような口調で語る)
- 最終更新:2018-02-28 21:07:26